飛騨は地酒が美味い!白真弓、蓬莱、天領など銘酒がたくさん


飛騨高山と聞くと、豊かな自然や伝統的な木工技術などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実は飛騨地方は“地酒”の宝庫としても知られており、その美味しさには全国的にもファンが多く存在します。

そんな私自身は、じつを言うと下戸(お酒が得意ではない)なのですが……。
飛騨の地酒だけは、不思議と美味しくいただけたという体験があります。

飛騨の地酒が生まれる恵まれた自然環境

飛騨は「蓬莱」や「天領」など、銘酒の産地としてもとても有名です。

なぜ飛騨地方で美味しい地酒が育まれるのか。その秘訣は飛騨の豊かな自然環境にあります。

飛騨地方は、標高の高い山々に囲まれ、夏と冬の寒暖差が大きい地域です。
この気候条件はコメの栽培に適しており、良質な酒米を育てるうえで大きなメリットとなります。

さらには、雪解け水や山の湧き水といった綺麗な水がふんだんに利用できることも、地酒の美味しさに直結する大きな要素です。
酒造りには、「よい米、よい水、よい造り手」が欠かせないと言われますが、飛騨地方はまさに三拍子そろった土地。

清流が流れる山間部で育った良質な米が、丹念な手仕事によって醸され、香り高く飲みやすい地酒へと生まれ変わるということです。

飛騨高山などの観光地を訪れると、老舗の酒蔵が街並みに溶け込むように点在しているのを目にします。
古い町並みに漂う醸造の香りは、いにしえの時代から続く酒造りの歴史を感じさせてくれます。

季節ごとに味の変化が楽しめる限定酒や、蔵元の個性が光る銘柄など、多彩な選択肢があるのも魅力ですね。

地酒と飛騨家具を結ぶ“ゆったりした時間”の楽しみ方

地酒を飲む時間は、ただアルコールを楽しむだけではありません。

古民家がそのまま居酒屋になっていることも多く、木の温もりあふれる空間の中で、ゆったりとした気分で味わう――そんな光景こそが、飛騨地方の魅力のひとつではないかと思います。
会話は自然と弾み、日常の忙しさから解放されるひととき。下戸の私でさえ地酒のまろやかさを感じるくらいなので、お酒好きの方にとってはより至福の瞬間となることでしょう。

また、木製のコップやお猪口などで飲む地酒も風情があっておすすめです。

口当たりが柔らかく、木の香りがふんわりとお酒に寄り添い、味わいに奥行きを与えてくれます。
家具や小物に使う木材と同じように、地酒も自然の恵みを活かした産物。

違うジャンルではありますが、その本質にある“素材の美味しさや個性を大切にする”という部分は通じ合うのだと感じています。

飛騨地酒との出会いがもたらす新たな魅力

最後に、この飛騨の地酒との出会いによって、私自身が感じた新たな魅力をご紹介します。

まず第一に、飛騨の地酒は「敷居が高くない」ということ。
下戸の私がそう感じられたのは、地酒の持つ優しい味わいが大きい理由ですが、地元の方のあたたかい人柄も影響しています。

お酒が弱いと伝えても、嫌な顔ひとつせず、「じゃあ少しだけ試してみて」と気軽にすすめてくれる。
飛騨人のホスピタリティがあってこそ、私が地酒に触れる機会を得られたのだと思います。

また、地酒という切り口で地域や文化に触れられるのも魅力。
飛騨地方の古い町並みを散策し、酒造りの歴史を感じることができる酒蔵を訪ねれば、観光とグルメの両方を満喫できます。

私のようにお酒があまり飲めないという方でも、甘酒やノンアルコールの発酵飲料などを楽しみながら、飛騨の食文化に親しめるでしょう。

そして何より、家具にせよ地酒にせよ、良質な自然と人の手仕事の融合であることに感動を覚えました。
どちらにも、「素材そのものの魅力を活かす」という姿勢がしっかりと根付いています。

だからこそ、木の香りや口当たりのように、五感を通じて深く味わえるのだと思います。